ビートパルプが猫に良いか悪いか?ファイナルアンサー【2019年最新】

キャットフード

キャットフードの成分に「ビートパルプ」がありますが、何のことかよく分かりませんよね。

ビートパルプは猫の身体に良いと言う人もいれば悪いと言う人もいて、どちらを信じて良いのか分からず不安になります。

そこでビートパルプがどんなもので、猫にどんな影響を与えるか詳しく書いてきます。

ビートパルプの使用状況が一目で分かる早見表も作りました。

猫が健康で長生きするキャットフード選びの参考にしてください。

 

ビートパルプの中身

ビートパルプの材料

ビートパルプの原料は、砂糖大根(Beet)です。

この砂糖大根(Beet)から、砂糖を除去した後に残ったカスをビートパルプと呼びます。

見ての通り、「残りカス」です。

 

ビートパルプの作り方

ビートパルプは砂糖大根から砂糖を取り出したカスを集めたものです。

砂糖の取り出し方には2つあって、圧力を加えて出す方法と薬を使って出す方法があります。

薬を使った方が安上がりで大量に砂糖を絞り出せるので、薬を使う場合が多いです。

この薬はビートパルプに残ります。

ビートパルプに残った薬は硫酸系の薬で、猫の便意に影響します。

便意が安定しないので、猫が便秘になったり時に下痢になったりします。

 

ビートパルプを食べた猫は便秘になりやすい

ニャンコ先生
ビートパルプは腸の中のものとくっついて、便の硬さと量を増やす働きがあるのじゃ。
ネコ吉
うんちが大きくなるから、うんちが出やすくなるんだね。

ニャンコ先生
しかし逆にそれが便秘の原因になるんじゃ。
ネコ吉
え!なんでニャ?

ニャンコ先生
ビートパルプで必要以上に硬くなったうんちは、イキんでもなかなか出ないのじゃ。
ニャンコ先生
ネコ吉も経験はないか?
ネコ吉
言われてみるとそうだニャ。

 

ビートパルプは猫の下痢の原因にもなる

ニャンコ先生
ビートパルプは猫の腸の状態や消化する力に関わらず、うんちを固くしてしまうのじゃ。

ニャンコ先生
だから、ビートパルプが入っていないキャットフードに切り替えた途端に下痢をしてしまうことがあるのじゃ。
ネコ吉
そういえばキャットフードが変わった時にお腹を壊したニャ。

本来は、猫の腸の働きによって便の硬さが調整されます。

しかしビートパルプの働きによって、強引に便を固くしています。

ですから、いざビートパルプが入ってないキャットフードに変えると、腸が便を硬くする働き方を忘れてしまって下痢になるのです。

新しいキャットフードに切り替えた時に下痢になる場合は、変えた後のキャットフードの成分だけではなく、切り替え前キャットフードにビートパルプが入っていなかったか確認しましょう。

 

【早見表】キャットフードごとのビートパルプ使用状況

代表的なキャットフードのビートパルプの使用状況をまとめてみました。

→不使用・安全 ×→使用・危険

モグニャンねこ元気カルカン銀のスプーンキャラットシーバ
酸化防止剤×
着色料×××××
パウダー(4Dミート)×××××
動物性油脂×××××
穀物×××××
ビートパルプ××

 

モグニャンモンプチキャネットアイムスサイエンスダイエットロイヤルカナン
酸化防止剤××
着色料××
パウダー(4Dミート)××××
動物性油脂××××
穀物×××××
ビートパルプ××

 

 

なぜキャットフードにビートパルプを使うの?

キャットフードにビートパルプを使う理由は、3つあります。

 

ビートパルプで見かけの量を増やす

ビートパルプは猫のお腹に入って水を含むと膨張します。

ビートパルプが膨張する効果を、キャットフードの量のかさ増しに使っているのです。

お腹の中で膨張すれば、猫は満腹感を感じます。

肉や魚をパッケージ丸々使うと高くなってしまいますから、安いビートパルプで見かけの量を増やしています。

 

ビートパルプの繊維で便を硬くする

ビートパルプは猫の便を固くします。

便が固いと猫砂に混ざらずコロコロしたウンチになるので、猫のトイレ掃除が楽になります。

飼い主のトイレ掃除が楽になると言う理由でも、ビートパルプが使われています。

 

ビートパルプで毛玉ケア

猫は毛づくろいをして大量の毛玉を飲み込みます。

しかし毛玉が大量にお腹に貯まると吐いてしまいますし体調にも影響します。

ビートパルプは猫の胃腸の中に入って水を含むと、膨張して毛玉とくっつきやすくなります。

毛玉とくっついたビートパルプは、そのまま便として出ていきます。

これがキャットフードの毛玉ケアの仕組みです。

 

ビートパルプと同じ働きをする猫に優しい食べ物とは?

ビートパルプには繊維がふくまれていて、2つの働きを期待して配合されています。

1つは、便のかさ増しをしたり硬くしたりをする働き。

そして2つ目が、水分を含み便の流れを良くする働きです。

しかし2つの働きを、わざわざ砂糖大根のカスであるビートパルプで補う必要性は全くありません。

猫が便秘や下痢になるリスクが高くなるだけですから、もっと安全で健康な方法で補うべきです。

リンゴや果物に多く含まれる繊維は、腸の善玉菌を増やしてくれて便の流れを良くしてくれます。

サツマイモかぼちゃなど野菜に多く含まる繊維は、便をかさ増しして出しやすくしてくれますし、ビートパルプの毛玉ケアと同じ効果を果たしてくれます。

果物や野菜は、ビートパルプのように不自然な形ではなく、猫の腸の状態を良くして自然に便を出しやすくしたり下痢を防いでくれたりするのです。

 

キャットフードを選ぶならビートパルプ不使用のものを

ビートパルプは表向きは便秘予防や毛玉ケアをうたって配合されていますが、高い肉や魚の代わりに安くかさ増しするのがメインの目的です。

しかもビートパルプが「繊維」だから猫の便秘予防になると言いながら、実は便秘になる猫が非常に多いのです。

猫の便が硬くなってトイレ掃除が楽になる、という理由でビートパルプを使うこともあります。

しかしビートパルプが猫の健康に良いメリットはありません。

私は猫の病気予防と長生きのために、ビートパルプなしのキャットフードを変えました。

2017年3月から今日まで約1年間、新しく切り替えたキャットフードを食べる猫の様子を詳しくレビューしています。

体によい食べ物は、健康で長生きに欠かせません。

もし猫が健康で長生きのためにビートパルプが入っていないキャットフードを探しているなら、レビューを参考にしてキャットフードの切り替えを検討してください。

食事に気をつけて、猫と幸せな時間を過ごしましょう。

 

【コラム】ビートパルプはダンボール肉まん?

ところで、「ダンボール肉まん」って覚えていますか?

ダンボールを刻んで肉のかわりに肉まんの具にしていた…と疑われた事件がありました。

肉のかわりにダンボールを使うので、凄く安くなります。

結局はテレビ局のヤラセだったと決着しましたが…。

ビートパルプはフードのかさ増しに使われるケースがほとんどです。

肉や魚をたくさん使えば、それだけキャットフードが高くなります。

高いキャットフードでは買う人が減ります。

そこで安くするために頭を悩ませた結果、比較的無害なビートパルプで増量したのです。

猫はそもそも肉食であり、大量のタンパク質が必須です。

そこに何の栄養価も無いビートパルプをお腹いっぱい食べても、猫のお腹は膨れたとしても、血肉になるものは何も体に入っていないのです。

何の栄養も無いビートパルプで猫のお腹がいっぱいになるのは、ダンボール肉まんを食べているのと同じです。

とても猫の健康や長寿を願った食べ物ではありません。

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