塩分控えめなキャットフードが腎不全の予防になる理由

キャットフード

猫の結石予防や食いつきを良くするために、塩分が高いキャットフードが売られています。

しかし、猫の健康を維持する基準値を大きくオーバーした塩分は、猫の腎不全を加速させます。

結石予防のためのキャットフードが、腎不全を進めてしまっては意味がありません。

代表的なキャットフードの塩分を調べ、塩分控えめなキャットフードがなぜ腎不全を予防するのか解説していきます。

 

代表的なキャットフードに含まれる塩分量の比較

代表的なキャットフードの塩分量である100グラムあたりのナトリウムの割合を比較してみます。

塩分(ナトリウム)%
キャラット0.35〜0.45
サイエンス・ダイエット0.5
銀のスプーン0.5
ねこ元気0.5
ロイヤルカナン0.4
モグニャン0.3

※キャラット かつお味

※サイエンス・ダイエット 成猫用

※銀のスプーン 7歳以上用 お魚づくし

※ねこ元気 おいしさバランス 7歳以上用 まぐろ・白身魚・かつお入り

※ロイヤルカナン インドア7歳

 

AAFCOが定めるキャットフードの塩分の基準値

AAFCOの基準とは、キャットフードの栄養基準のことです。

猫が生きていく上で最低限必要な塩分・たんぱく質・脂肪・ビタミンなどの最小値です。

※成分によっては最大値のこともあります。

日本国内で売られているキャットフードは、AAFCOの基準を満たしたものが売られています。

キャットフードの塩分のことを示すナトリウムのAAFCOの基準値は、

0.2%

です。

【参考】

 

AAFCOの基準では、0.2%のナトリウムつまり塩分が入っていれば猫は生きていけます。

逆にこの数字を大きく上回る場合は、塩分摂り過ぎになります。

 

猫の食事は塩分控えめな方が良い

人間は暑かったり辛いものを食べたりすると汗をかきます。

しかし猫は人間のように汗を出す汗腺が発達していないので、肉球からしか汗を出せません。

猫は人間ほど汗をかかないので、汗と一緒に流れ出る塩分はとても少ないため、さほど塩分を必要としません。

元々猫は、野生の時は仕留めた獲物の血肉を舐める程度で十分な塩分補給が出来ていたのです。

 

猫が塩分を摂りすぎると腎不全になる

猫は体内の塩分濃度が常に9%に保たれています。

しかし過剰に塩分(ナトリウム)を摂ると、塩分濃度が濃くなります。

濃くなった塩分濃度を薄くするために水分が必要になるので、喉が乾きます。

猫が水を飲むと塩分濃度は薄くなります。

そして余分な水は腎臓に運ばれて綺麗にろ過されて尿になって外に出ます。

塩分を多く摂って、それでも塩分濃度を9%に維持するために水を飲んで大量のオシッコをする。

塩分を多く摂ることを繰り返していると、当然腎臓に負担がかかります。

猫が塩分を最適な量で摂れば、腎臓で無理なろ過をしなくて済むので、腎不全が進みません。

 

猫の結石予防のキャットフードは塩分が高い

猫は結石になりやすいです。

ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石の2つが有名です。

結石はオシッコが通る尿路にできやすいので、猫が摂る塩分量を増やしてオシッコが出る量や回数を増やせば結石予防になると言う理屈で「ナトリウム増量」しているキャットフードがあります。

塩分量を増やすことで腎不全のリスクが高まることは先に書いたとおりです。

本当に結石予防するなら、結石の原因になるアンモニアの元であるタンパク質の量を調整して、最適なマグネシウムを摂ることが大事です。

実際に、結石予防でナトリウムが増量されたキャットフードを食べ続けた結果腎不全になる猫が非常に多いです。

【参考】

 

猫に最適な塩分控えめなキャットフードとは?

塩分の取り過ぎは腎不全の原因になって、結石予防にも効果が無いことが分かりました。

私も高齢の猫を飼っているので、塩分にはとても気を使っています。

AAFCOの基準値に近い塩分量のキャットフードに切り替えました。

塩分(ナトリウム)%
キャラット0.35〜0.45
サイエンス・ダイエット0.5
銀のスプーン0.5
ねこ元気0.5
ロイヤルカナン0.4
モグニャン0.3

2017年3月から今日まで約1年間、新しく切り替えたキャットフードを食べる猫の様子を詳しくレビューしています。

もしあなたが塩分を気にして結石予防のキャットフードを探しているなら、レビューを参考にしてキャットフードの切り替えを検討してください。

食事に気をつけて、猫と幸せな時間を過ごしましょう。

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