12歳の猫が吐くときにスグ出来る対策と選んではいけないキャットフードの4つの特徴

キャットフード

7歳以上の猫はシニア猫になります。

10歳を超えると老猫と言える年齢でしょう。

人間
10歳56歳
11歳60歳
12歳64歳
13歳68歳
14歳72歳

12歳の猫だと64歳。

もう立派なおじいちゃん猫です。

・12歳用のフードを与えているけど吐く

・毛玉ケア用のフードにしたけど吐く

・固いカリカリをやめてウェットにしたけど吐く

こんなことで困っていませんか?

高齢なので、食べ物に気をつけないと頻繁に吐いて体調を崩しますし、寿命にも影響します。

逆に病気でさえなければ、食べ物に気を使えば13歳、14歳になっても若い頃のように元気でいてくれます。

私は昨年15歳の猫を亡くしましたが、衰えがハッキリ分かるようになったのが12歳くらいのときでした。

私はその時気がついてあげることが出来ませんでした。

でも、あなたの12歳の愛猫には同じようになってほしくありません。

私の経験が、あなたの猫の長生きに役立てばとても嬉しいです。

 

12歳の猫が吐く理由を切り分けよう

12歳の猫が吐いた場合、原因が食べ物にあるのか病気なのか切り分けをします。

次のうち1つでも当てはまる場合は、動物病院で診てもらってください。

・1日に2回以上吐く

・頻繁に吐く

・2日以上毎日続けて吐く

・吐いた後、元気がない

・吐いた後食欲が無く、ぐったりしている

・吐いたものに血が混ざっている

・突然、激しく吐く

・誤食の痕跡がある

1日に何度も吐いたり、毎日のように続けて吐く場合は、獣医さんに診せましょう。

熱や下痢など、同時に他に悪い症状がある場合は急を要します。

命に関わりますので、すぐに動物病院に連れていってあげてください。

 

12歳の猫が頻繁に吐く原因は何か?

猫を動物病院に連れていく必要が無いと判断できれば、原因は食べ物・キャットフードにあります。

以下のようなキャットフードを食べると、猫は吐きやすくなります。

・年齢に関係なく、添加物たっぷり激安有名量販品フードを与える

・特に高齢猫の場合、油分の多いフードを与える

・粒が大きい又は固いフードを食べる

また、猫の体内の酵素が少なくなってくると、吐きやすくなります。

 

質の悪いキャットフードが吐く原因

2キロで800円とか1.5キロで500円台のキャットフードを食べさせていませんか?

安いキャットフードには猫に有害な成分が沢山入っています。

猫が若くて体力がある時は、安いフードに入っている有害な成分や毒素を腎臓や肝臓で処理して便やオシッコで外に出していたので、吐くことがありませんでした。

しかし12歳になる老猫は、有害な成分や毒素を処理する力が衰えています。

結果、腎臓や肝臓で処理出来なかった毒素を吐いて出します。

 

12歳の猫は酵素不足が吐く原因に

毒素や悪い成分を処理する腎臓や肝臓の働きが衰えたせいで吐くことを先程説明しました。

では、なぜ12歳になると腎臓や肝臓の働きが悪くなるのでしょう?

腎臓や肝臓、それに胃腸や心臓など内臓を動かしているのが「酵素」です。

酵素は猫の体内で作られます。

若い頃は酵素が豊富に作られるので、内臓が活発に働きます。

腎臓や肝臓がしっかり働いてくれるので、猫の体内の毒素もきちんと処理されます。

しかし酵素を作れる量は決まっていて、年を重ねるごとに体に保存出来る酵素の量は減っていきます。

酵素が減ると、腎臓や肝臓の動きが悪くなり、胃腸の働きも弱くなります。

食べ物や毒素を処理したり分解する内臓の働きが悪くなった結果、猫が吐いてしまいます。

 

12歳の猫が酵素不足にならないためには?

元々野生の猫は、酵素が不足することはありませんでした。

なぜなら、酵素は生の食べ物に多く含まれていて、猫が狩りで仕留めた動物の生の肉を食べていたので、常に酵素を生肉から補給できたからです。

ちなみに、酵素は肉や魚、野菜・果物・穀類に多く含まれます。

野生の猫は、自分で狩りをした獲物をそのまま食べていたので、獲物の肉や内臓を生で食べて酵素を取り入れていました。

 

【参考】酵素とエスキモー

アラスカに住んでいるエスキモーと酵素には深い関係があります。

エスキモーは狩猟による生肉を中心とした食事をしていました。

生肉を常に食べていたエスキモーは酵素不足になることが無いので、内臓が常に健康で特に心臓病が極端に少なかったのです。

しかし、文明に触れたエスキモーが火を使って「焼く」ことを覚えた後、急に心臓病が増えました。

生肉を食べる量が減って酵素の量も減ったことが原因でした。

このように、酵素を摂ることは健康に影響します。

酵素が減ってしまう老猫は、食べ物で酵素を補わないといけません。

新鮮な肉や魚、野菜や果物を食べさせてあげることで、老猫が吐かなくなるだけの酵素を補給することが出来ます。

 

12歳の猫が吐いてしまうキャットフードとはどんなものか?

ではここで、12歳の猫が吐いてしまうキャットフードがどんなものかまとめます。

1.化学物質を大量に含む

2.油分が多いフード

3.粒の大きさが猫に合っていないフード

4.酵素が少ないフード

では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。

 

1.猫が吐く原因は添加物など化学物質

キャットフードを変えた途端に急に猫が吐き始めた経験はありませんか?

私も経験があります。

食べた途端に「カッコンカッコン!」が始まって困り果てました。

2キロで1000円以下のキャットフードは質の悪い材料を使っています。

材料自体の質が悪いですから、すぐに腐って傷んだりします。

そこでメーカーが、腐ったり傷んだりしないように強力な酸化防止剤や保存料と言う物を使います。

酸化防止剤や保存料にも「天然」のものがありますが、天然はコストが上がるので「人工」のものを使います。

質の悪い材料のキャットフードは本来猫も嫌がって食べないのですが、人工の香料を使って無理やり食いつきを良くしています。

さらにカリカリに着色料で赤色や緑色を付けて、人間が肉や野菜をイメージしやすくします。

これらに共通するのは、人間の都合で使われている点です。

猫にとっては迷惑以外の何物でもありません。

野生で狩りをしていたら、化学物質の入った肉なんて食べませんから。

人間の都合で化学物質を大量に使ったキャットフードを食べさせれば、猫が危険を感じて吐いて外に出そうとします。

下の表は、キャットフードに使われている代表的な化学物質です。

キャットフードの袋にこのような化学物質の記載が無いか、確認してください。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
用途酸化防止剤
毒性発がん性。環境ホルモンの疑いあり。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
用途酸化防止剤
毒性発がん性、変異原性、催奇形性
エトキシキン
用途酸化防止剤、ビタミン・ミネラルの安定化
毒性発がん性、アレルギー性皮膚炎や目と皮膚に炎症を起こす。
プロピレングリコール
用途保存料、湿潤剤、甘味料
毒性硬い便をする、腸の障害を起こすなど。急性の毒性は無い。
ソルビン酸
用途防腐剤、保存料
毒性(亜硫酸と結びつくと)発がん性、成長抑制、肝臓・腎臓・精巣の重量減など。

※環境ホルモン→体内の正常なホルモンの働きを壊す。 ※変異原性→科学物質がDNAや染色体に損傷を与える。 ※催奇形性→胎児に奇形が発生する。

 

2.品質の悪い油分で猫が吐く

猫は肉食動物なので肉に含まれる油は生きていく上で絶対必要です。

しかし量だけでなく「質」も重要です。

キャットフードの成分表示を見ると「動物性油脂」と書かれていて、これが油です。

しかし何の油か分かりません。

牛の油なら「牛脂」と書けば良いはずです。

しかし牛の油だと高価になってしまいます。

そこで、死んだ家畜やペットを溶かして油を抽出すると安上がりになります。

これを「レンダリング」と言います。

動物性油脂は、レンダリングで作られた油なのでとても質が悪いです。

若い猫なら難なく処理出来たでしょうが、12歳の猫だど「これは無理だ!」と体が判断して、吐くことで外に出します。

 

3.キャットフードの粒の大きさが吐く理由

猫はあまり食べ物を噛まずに丸呑みして食事をします。

しかし、12歳の老猫になると胃や腸の働きが弱ってくるので、大きなキャットフードの粒が入ってくると消化出来ないことがあります。

消化出来ないと、吐いて戻します。

キャットフードの粒が小さいために吐くこともあります。

12歳になっても食欲旺盛な猫だと、小さな粒を食べても満足感を感じないためにドカ食いしてしまいます。

しかし老猫になって胃腸や食道は衰えていますから、吐き戻してしまいます。

 

4.猫の体内の酵素が減ったから吐く

猫の胃腸や腎臓など内臓は、「酵素」で動いています。

酵素は、内臓を動かす燃料・ガソリンみたいなものだと思ってください。

猫が若い頃は体内で酵素がたくさん作られます。

しかし老猫になると作られる酵素の量が減ってきます。

12歳の猫だとなおさらです。

酵素は内臓を動かす燃料ですから、年を取って酵素が減ると内臓が動かなくなります。

老猫が吐きやすい理由の1つが、内臓を動かす燃料不足つまり酵素不足です。

酵素は食べ物から補給出来ますが、一般的なキャットフードには酵素があまり含まれていません。

胃腸の動きが悪くなったり、体内を綺麗にする腎臓の動きが悪くなると、猫は吐いてしまいます。

 

パウチに切り替えても12歳の猫が吐き続ける理由

以前私も老猫が吐くので食べやすいウェットにした方が良いかと思い、パウチに変えたことがあります。

でも、猫が吐くのは止まりませんでした。

当時はとても困りましたが、これには理由があったのです。

 

パウチは水を除くとタンパク質が多すぎる

パウチなどウェットは、ほとんどが水です。

パッケージには水を含んだ成分の割合が書かれていますが、水には栄養は全くありません。

だから、本当は水を除いた状態で成分を計算しないといけません。

そこで、水を除いた状態で計算して、ドライフードと比較したのが下の表です。

カルカンウェットカルカンドライ
タンパク質54.2%以上28.0%以上
脂質8.0%以上10.0%以上
粗繊維4.0%以下5.0%以下
灰分25.0%以下9.0%以下
水分12.0%以下

適当に計算したのではなく、「乾物量分析」と言う方法で計算しています。

見ての通り、タンパク質が異常に多いです。

猫は肉食動物なので多くのタンパク質が必要ですが、あまりに多すぎます。

タンパク質は腎臓で老廃物に分解処理されますが、多すぎるタンパク質は腎臓に大きな負担をかけます。

腎臓で処理仕切れない老廃物を吐いて体の外に出そうとします。

さらに腎臓に負担がかかり続ければ、腎不全になります。

このようにウェットをやパウチの半生フードばかり食べさせると、猫の腎臓に大きな負担になるほどの栄養量を摂ることになって、腎不全を引き起こします。

パウチだけの食事は、猫が吐きやすくなる上に猫にとって一番怖い腎不全の原因になるので、絶対にやめましょう。

 

ウェットフードは悪玉菌を増やすえさになってしまう

エスキモーの話で書いたように、猫が野生の時は生肉を食べて酵素を十分に補給出来ていました。

生肉が良いなら、カリカリよりパウチの方が良さそうですが、逆です。

まず、パウチやウェットは既に加工されていますから、生肉ではありません。

加工肉なので、酵素の大半は失われています。

そしてパウチには猫が必要な量以上にタンパク質が含まれていて、猫が吸収出来ないタンパク質は悪玉菌のえさになって、腸の状態を悪くします。

消化器である腸の状態が悪くなるのは、吐く原因になります。

 

猫の腸内の善玉菌の増やし方

タンパク質の取り過ぎは悪玉菌を増やしますが、悪玉菌の逆で猫の腸を良くしてくれるのが善玉菌です。

善玉菌は「オリゴ糖」をえさにして活発に働きます。

善玉菌が活発に動くと腸の状態が良くなって吐かなくなります。

ちなみに、オリゴ糖はバナナなど果物に多く含まれています。

猫にバナナをそのまま食べてもらうのは難しいので、バナナを含んだキャットフードを食べさせてあげましょう。

 

12歳の老猫が吐かなくなるキャットフードの選び方

体調不良以外で猫が吐く原因はキャットフードにありますから、どんなキャットフードを食べれば良いかここでまとめてみます。

 

最優先は化学物質を含まないキャットフードを

化学物質は猫に百害あって一利無しなので、化学物質が含まれないキャットフードを選びます。

特に着色料と香料は猫の健康を無視して、人間の都合で入っています。

ですので、着色料と香料が入っていないことが最優先です。

香料が入っていないと食いつきが悪くなるんじゃないかと心配するかもしれませんが、質の高い肉や魚が入っていれば自然と猫の大好きなにおいを発します。

化学物質で騙されたあなたの愛猫を開放してあげてください。

 

動物性油脂を使っていないキャットフードを選ぶ

油が少ないキャットフードを選ぶことが大切ですが、12歳の猫には質も同じくらい大切です。

家畜の死体をレンダリングして作った動物性油脂が入っていないキャットフードを選んでください。

質が高い油脂で、かつ量が少ない方が良いので、肉ではなく魚がメインのキャットフードの方がベターです。

ですから、12歳の老猫にふさわしいキャットフードは、魚メインが良いです。

 

粒が小さいキャットフードを選ぶのがベター

私は17歳の猫を飼っていますが、粒は小さい方が食べやすそうです。

小さな粒は一気食いの原因になりますが、食欲が強くない猫なら粒が小さいキャットフードが良いです。

化学物質と、動物性油脂など質の悪い肉を使っていないキャットフードなら、野生に近い食事が出来て猫の満足感がアップします。

満足感があればドカ食いしません。

12歳の老猫には、粒が小さくて質の高いキャットフードを食べさせてあげましょう。

猫が吐かなくなることに繋がります。

キャットフードの粒の大きさと猫が吐かないようにする方法については、下のブログで詳しく書いていますので、参考にしてください。

 

十分に酵素を含んだキャットフードを選ぶ

老猫は酵素不足になるので、食べ物で酵素を補ってあげます。

酵素は、肉・魚・野菜・果物に豊富です。

2キロで1000円以下のキャットフードだと、酵素がほとんど含まれていません。

その上さらに猫の負担になる化学物質が大量に使われています。

・酵素不足で腎臓など内臓が働けない

・有害な化学物質が入ってきても猫の腎臓が処理出来ない

このように、二重の意味で吐く原因になります。

酵素を豊富に含んだキャットフードは、腎臓など内臓を活発に動かす燃料を補給出来て、しかも猫の腎臓に負担がかかりません。

結果、猫が吐く回数が激減します。

12歳の猫にとって腎臓病、腎不全の予防にもなるので、キャットフードの酵素を意識しましょう。

 

おわりに

※この写真は、私が飼っている18歳のみーこです。

今回私は、12歳の老猫が吐く原因と対策について調べてみました。

・衰え始めた猫の体の中に悪いものを入れない

・酵素など老猫の働きを助けてあげる成分を意識して多く与える

この2点を守れば、12歳の猫であっても、吐かなくなります。

そして何より、吐くことに気をつけてキャットフードを選ぶことは、腎不全の予防に繋がります。

猫が吐かないキャットフードを選ぶことは、結果的に猫が健康で長生きすることに繋がるのです。

逆に猫が吐くと言うことは、「この食べ物は危険だよ」と飼い主のあなたにシグナルを出しています。

私の猫は今18歳とかなり高齢ですが、滅多に吐きません。

スーパーで売られていたキャットフードをやめて、今のキャットフードに変えて半年以上経ちますが、吐いたのは2回だけです。

2017年3月から今日まで約1年間、新しく切り替えたキャットフードを食べる猫の様子を詳しくレビューしています。

もしあなたが12歳の高齢猫の嘔吐に悩んでいたら、レビューを参考にしてキャットフードの切り替えを検討してください。

食事に気をつけて、猫と幸せな時間を過ごしましょう。

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