猫がシーバを食べて吐くのは猫の体に必要のない3つの成分が原因

キャットフード

キャットフードのシーバは、よくCMで見かける高級感のあるドライフードです。

特にシーバデュオは、外側がカリカリで中がクリーム状になっていて、何だか猫がとても喜びそうな作りになっています。

しかし、シーバを食べさせたら吐いたと言う報告を見かけます。

シーバの成分を詳しく見てみると、不安になる部分が3点ほどありました。

特に老猫で吐く場合は、シーバには気をつけるべき点です。

シーバの材料の肉と穀物に危険な要素があったのです。

 

シーバを食べたから猫が吐くと断定する前に

シーバを食べた猫が吐くから、シーバが悪いと決めつける前に確認するべきことがあります。

まず吐いた原因がシーバなのか、それとも猫の体調に原因があるのか、問題の切り分けをします。

次のうち1つでも当てはまる場合は、動物病院で診てもらってください。

・吐いた後、元気がない

・吐いた後食欲が無く、ぐったりしている

・吐いたものに血が混ざっている

・頻繁に吐く

・1日に何度も吐く

・突然、激しく吐く

・誤食の痕跡がある

1日に何度も吐いたり、毎日のように続けて吐く場合は、獣医さんに診せましょう。

熱や下痢など、同時に他に悪い症状がある場合は急を要します。

すぐに動物病院に連れていきましょう。

 

猫がシーバに危険を感じて吐く

シーバを食べた猫が何度も吐かず、病院の診断を受けるまでのものでは無いと判断出来たら、シーバの成分が猫に影響を与えている可能性があります。

猫の食事に限った話ではありませんが、食べ物には多少なりとも悪い成分や毒素が含まれています。

人間でも猫でも、食べ物を通じて悪い成分や毒素が体内に入ってきても、腎臓や肝臓の働きで毒素がろ過されて、不要なものは便や尿になって外に出ていきます。

しかし、腎臓や肝臓の働きが弱くなってくると、体の中で毒素を処理する能力が追いつかず、血液に乗って毒素が体中をめぐることになります。

体中を回る毒素を何とか外に出すために、吐いて出そうとします。

猫がシーバを食べて吐く場合、シーバに含まれる悪い成分や毒素が体内で処理し切れずに、吐いて出していると考えられます。

老猫になると腎臓や肝臓の働きが更に悪くなりますから、質の悪い食事をさせると吐いてしまいます。

胃腸や消化器が弱っていると単純に判断しないで、シーバの成分を細かく確認しましょう。

 

シーバを吐く理由を詳しく調べてみる

シーバは見た目は高級感あるように見えますが、それはパッケージのデザイン上だけのことです。

材料を詳しく見ていくと、高級には程遠いものを使っていることが分かりました。

 

肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)穀類(とうもろこし、米、小麦、大麦麦芽等)、油脂類、卵、酵母、オリゴ糖、ビートパルプ魚介類(ずわいがにエキス、まぐろエキス、ほたてエキス、たいエキス等)、マリーゴールド抽出物、チーズパウダー、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、着色料(酸化鉄)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)

 

シーバに使われる肉や魚の正体が不明

肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)魚介類(ずわいがにエキス、まぐろエキス、ほたてエキス、たいエキス等)

シーバの成分を見ると、目につくのが「エキス」と「豚副産物」です。

材料にチキンや豚やまぐろが使われているなら、そのまま「チキン」「豚」「まぐろ」と書けば良いと思いませんか?

理由があります。

成分が肉や魚であれば、普通は身の部分を想像します。

しかし、エキスとか豚副産物と書かれている場合は、食べられる筋肉の部分以外の、内臓・骨・毛・爪などが含まれます。

身の部分だけでキャットフードのタンパク質を補おうとすると、高価になるからです。

さらに肉の問題として、一体どんな状態の肉を使っているか分からない点です。

ここで、肉のランクを表す「USDAミートの格付け」の表を見てみてください。

グレードグレード名詳細
1Prime最もジューシーな肉。霜降りやテンダーカット。
2Choice霜降りやテンダーカットだが、Primeよりは若干劣る。
3Grade A (スタンダード)ジューシーもでなくテンダーカットでも無いが、標準的なやわらかさ。一般的な食肉。
4commercialひき肉用。
5utilitityサンドイッチ、ホットドッグ用。
6cuttngs缶詰肉など最も低級な肉。人間が食べられる最低水準の肉。
7Other Use人間の食材として使用禁止。
8Grade D (4D Meat)Dead=死亡した Diseased=病気がある Dying=瀕死 Disabled=障害を持つ

キャットフードで使われる肉は、7や8のランクのものが使われています。

しかもこのランク付けはあくまで人間用であって、猫が食べる肉の格付けは、少なくとも日本国内にはありません。

つまり、どんなランクの肉を使うかはメーカーの判断であり、表示義務もありません。

シーバは猫の健康に悪影響を与えかねない質の肉や魚を使っている可能性がありますから、極端に質の悪い部分が含まれていると、猫が体内で処理し切れずに吐いてしまいます。

私が怖いのは、シーバデュオが「クリーム状」になっている部分です。

元々質の悪い上に水を含んだ生の状態だと、不安になります。

シーバのパッケージや表面上の贅沢さに惑わされずに、どんな質の成分なのか、しっかり確認して猫の様子を観察してあげましょう。

 

シーバに含まれる穀物は消化が苦手

穀類(とうもろこし、米、小麦、大麦麦芽等)

猫は完全な肉食動物です。

シーバは一番多い成分が肉類なので、猫本来の食事に近いと言えますが、出来れば穀物は避けた方が良いです。

と言うのも、穀物をメインの食事にしている草食動物の牛に比べると、猫の消化器は5分の1しかありません。

そこに大量の穀物が入ってくると、大変な負担になります。

猫が若くて活発なら処理できるのですが、老猫になると消化器の働きが落ちてくるので、処理し切れずに吐いてしまいます。

猫に不要な穀物が使われるのは、フードのかさ増しのためです。

シーバのパッケージのように本当に高級なフードであれば、まず穀物を完全不使用にすべきです。

狩りをする野生の猫本来の食事が、一番高級で猫に摂って自然な食事なのです。

 

シーバのビートパルプが猫の負担になる理由

ビートパルプ

シーバに含まれる「ビートパルプ」は、猫の毛玉ケア用に配合された成分です。

ビートパルプは砂糖大根から糖分を除去した「カス」です。

ビートパルプは植物繊維であり、猫の体内に入って水を含むと膨張して老廃物や毒素を吸着して外に出す働きがあります。

ビートパルプに毛玉を吸着させて外に出す仕組みを応用しているのが、毛玉ケア用のフードです。

似たような働きをする成分に「セルロース」があります。

一見猫の体に良さそうですが、ビートパルプはカスで全く栄養がありませんし、猫の体内で処理することが出来ません。

処理出来ない成分ですらから、猫の体内で異物と判断される場合があり、吐いて出そうとします。

さらにビートパルプを食べた猫は、下痢や便秘になりやすいです。

毛玉ケアのために、猫に不要でしかもダメージを与える成分を配合するのは、本末転倒です。

毛玉や老廃物を効率的に外に出すためには、ビートパルプと同じ繊維質でも猫が比較的処理を得意とするカボチャやサツマイモを食べるべきです。

さらに、血液をサラサラにするオメガ3脂肪酸が含まれる食べ物を猫に与えて腎臓の働きを助けてあげる方が、猫の体に負担をかけることなく老廃物を処理出来ます。

 

シーバとAAFCOの基準を比較

キャットフードには、「最低限これだけの栄養素は含んでおくように」と言う基準があります。

この基準を定めているのが「AAFCO(米国飼料検査官協会」であり、日本国内のキャットフードの基準を定める「ペットフード公正取引協議会」もAAFCOの基準を採用しています。

ただし、ペットフード公正取引協議会には法的に取り締まる権限がありません。

ですので、流通しているキャットフードの中には、基準を守っていないキャットフードもあります。

ここで、シーバとAAFCOの基準を比較してみます。

比較するのは、「シーバ (Sheba) デュオ 高齢猫用 15歳以上 香りのまぐろ味セレクション」です。

AAFCOシーバ
タンパク質26.00%30.0%以上
脂肪9.0%17.0%以上
カルシウム0.6%不明
リン0.5%不明
カリウム0.6%不明
ナトリウム0.2%不明
マグネシウム0.04%0.08%

※AAFCOの数字は「最小値」です。

マグネシウム以外のミネラルの含有量が確認できませんでした。

脂質が多少高いのが気になりますが、シーバには猫に必須の成分が定められた基準以上に含まれています。

つまりシーバを食べて猫が吐くのは、成分や栄養の「量」ではなく「質」にあることが分かります。

AAFCOの基準の詳細については、下の記事を参照してください。

【参考】

 

シーバの粒の大きさや形にも注目

シーバは中身がクリーム状になっているので、カリカリのサイズが多少大きいと感じる猫が少なくありません。

砕いて食べさせてみて、様子を見て見ましょう。

シーバは穀物の割合が大きいのですが、穀物は猫の胃腸に入ると膨張して満腹感を得るために使われます。

老猫の場合、急激な膨張に耐えられず吐いてしまうことがあります。

逆に体格の良い猫や若い成猫の場合だと、粒が小さくて食べごたえが無いので、一気食いして吐いてしまうこともあります。

粒の大きさや形吐く原因になることについては下記のブログ記事で詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【参考】

 

猫が元気で長生きするためにはキャットフードの質にこだわるべき

※我が家のみーこです。

シーバを食べた猫が吐いてしまう原因をまとめると、以下のポイントに絞られます。

・エキス、豚副産物など質の悪い材料や食用に向かない部位が使われた結果、シーバに悪い成分や毒素が含まれ、毒を猫が体内で処理しきれずに吐く。

・シーバには猫が消化を苦手とする穀物が大量に含まれており、穀物を処理し切れずに吐いてしまう。

・猫が処理出来ない繊維質であるセルロースが体内に入り、体が拒否して吐く。

全てに共通するのは、猫の体に合わないもの・猫の体に悪いものを拒否して吐くことです。

つまり、猫が必要とするものだけを食べれば、猫は吐きません。

・ミールやパウダーなど表現をしなくて良い、出処のハッキリした材料のフード

・猫が苦手で必要のない穀物やセルロースを含まないフード

猫が吐いて困っているなら、この点を満たしたキャットフードを与えてあげましょう。

私も以前は、シーバのような穀物メインで良く分からない肉を使ったキャットフードを食べさせていました。。

10歳までは良かったのですが、10歳を超えて老猫になってくると、食べたキャットフードを吐くようになりました。

ですが、キャットフードを切り替えたことで、18歳になっても元気で過ごしてくれています。

私は猫の病気予防と長生きのために、キャットフードを変えました。

2017年3月から今日まで約1年間、新しく切り替えたキャットフードを食べる猫の様子を詳しくレビューしています。

体によい食べ物は、健康で長生きに欠かせません。

もし猫が健康で長生きできるキャットフードを探しているなら、レビューを参考にしてキャットフードの切り替えを検討してください。

食事に気をつけて、猫と幸せな時間を過ごしましょう。

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