猫が銀のスプーンを食べて吐いた時に見直すべき4つの成分と原因とは?

キャットフード

銀のスプーンはとても有名なキャットフードで、実際に私も猫に何年か食べさせていました。

値段が手頃で細かく年齢別に分かれていて便利でした。

しかし10歳を超えて老猫の段階に差し掛かかると、頻繁に吐き出しました。

※以前食べさせていた「銀のスプーン 腎臓の健康維持用 20歳を過ぎてもすこやかに お魚づくし」

「今までは吐かなかったのに、どうして最近吐くようになったのかな?」と思い調べた結果、猫が銀のスプーンを吐いてしまうのは、銀のスプーンの「質」に原因がありました。

今回は、銀のスプーンを食べた猫がなぜ吐いてしまうのか、詳しく書いていきます。

 

猫が吐く原因が銀のスプーンと判断する前に獣医に診てもらうべきか判断するポイント

銀のスプーンを食べた猫が吐く理由が銀のスプーン自体にあるかどうか、まず最初に問題の切り分けをします。

次のうち1つでも当てはまる場合は、至急動物病院で診てもらってください。

・吐いた後、元気がない

・吐いた後食欲が無く、ぐったりしている

・吐いたものに血が混ざっている

・頻繁に吐く

・1日に何度も吐く

・突然、激しく吐く

・誤食の痕跡がある

老猫になると悪いものを食べていないのに吐いたり、単に食べ過ぎで気持ち悪くなって吐いたりもしますし、胃腸に入った毛玉を吐き出します。

しかし、1日に何度も吐いたり、毎日のように続けて吐く場合は病気の疑いがあります。

熱や下痢など、同時に他に悪い症状がある場合は急を要します。

すぐに動物病院に連れていきましょう。

 

銀のスプーンを吐くのは猫が「拒否」している

1度吐いて猫がケロッとしているなら、病院に連れて行かなくて良いと判断します。

病気の心配がなければ、キャットフードに原因があると考えましょう。

猫が特定のキャットフードを吐くのは、猫自身が体に合わないと判断したからです。

しかし重要なのは、猫が好き嫌いで判断しているのではなく、猫の体が危険な食べ物と判断したら吐くということです。

猫に限らず世の中の食べ物には、ある程度危険な成分が含まれています。

危険な成分、いわゆる毒素が体内に入ってきても、体の中を綺麗にする腎臓や肝臓が正常に働いて、毒素を無毒化して便や尿にして外に出します。

ですが、老猫になってくると、腎臓や肝臓の働きがガクンと落ちてくるので、体内の毒素を処理し切れません。

そこで、吐いて外に出すという手段に出ます。

猫が吐くことを軽く受け止めず、猫が食事を拒否していると考えて対処しましょう。

 

銀のスプーンは猫の体のことを考えて成分を配合しているけど…

銀のスプーンの袋を見ると、腸の中の善玉菌のえさになって腸内環境を良くする「オリゴ糖」や、血液をサラサラにしてくれる「オメガ3脂肪酸」など、猫の体に良さそうな成分が入っています。

また、発がん性のあるBHAなど安いキャットフード御用達の人工の酸化防止剤を使わずに、ビタミンEが主原料のミックストコフェロールなど天然の酸化防止剤を使っています。

一見、安全なキャットフードのように見えます。

しかし、成分を細かく見ていくと、猫の体に危険な要素が多いです。

 

銀のスプーンを食べて老猫が吐く理由

ここで、銀のスプーンの成分を詳しく見ていきます。

 

穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉等)肉類(ポークミール、ビーフミール、チキンエキス等)、油脂類、魚介類(フィッシュエキス、鰹節、煮干パウダー、マグロミール、カツオミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、豆類(大豆)、セルロースパウダー、糖類(オリゴ糖)、酵母エキス、ビール酵母、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

 

銀のスプーンの主原料が穀物なので吐く

穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉等)

猫は完全な肉食動物なので、トウモロコシなど穀物は本来食べない生き物です。

しかも穀物を好んで食べる草食動物の牛と比較すると、消化器の大きさが5分の1しかありません。

成猫期のたくましい消化器であれば負担なく処理出来ますが、年を取った老猫の場合、ただでさえで消化が苦手な穀物が体内に入ってくると消化が追いつかず吐いてしまいます。

 

銀のスプーンの肉や魚の質の悪さが原因で吐く

肉類(ポークミール、ビーフミール、チキンエキス等)、油脂類、魚介類(フィッシュエキス、鰹節、煮干パウダー、マグロミール、カツオミール、白身魚ミール、乾燥シラス)

成分表の赤文字を見ると、ポークミールやフィッシュエキスなど聞きなれない言葉が並んでいます。

豚肉や鶏肉を使っているなら、そのまま豚肉や鶏肉と書けば良いと思いませんか?

これには理由があります。

キャットフードに含まれている肉や魚には、本来食べるための部位である筋肉以外の、内臓や毛・骨・爪・皮などが含まれています。

そのため、ミールやパウダーなど曖昧な表現になるのです。

豚の内臓や爪、骨や皮を処理してパウダー状にするイメージです。

さらに問題なのは「油脂類」です。

もうこれだけでは何のことか全く分かりません。

猫は肉食動物なので生きるためには動物の脂が必要です。

しかし食用の豚や牛の脂はキャットフードに使うには高価です。

そこで、死んだ家畜や交通事故で轢かれたペットを「レンダリング」して油脂分にしているケースがあります。

本来食用にならない部位を肉として、本来は食べられないものを油脂分として加工したキャットフードには、当然猫の体に悪い成分や毒素が含まれます。

老猫はこのような質の悪い材料の中にある毒素を体内で処理できないため、吐くことで外に出そうとします。

油脂やレンダリングの意味については、下のブログ記事で詳しく書いていますので、猫飼いの方は必ず一度は読んでおいてください。

【参考】

 

 

銀のスプーンの人工の化学物質を猫が拒否して吐く

着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)

着色料はキャットフードに全く必要の無いものです。

カリカリに色が付いていて安心するのは人間だけです。

人間だからこそ、赤は肉で緑は野菜をイメージしますが、猫には関係ありません。

しかも着色料の赤色102号には、発がん性があると言われています。

100%猫に不要で、かつ発がん性があって体に悪いですから、猫の体が受け付けず吐いてしまうのはある意味自然です。

老猫は毒素を処理する力が衰えているので、余計に敏感に反応します。

 

銀のスプーンのセルロースは猫に必要無い

セルロースパウダー

セルロースパウダーのセルロースは、体内に入って水に触れると膨張して老廃物や毛玉とくっついて外に出ていく作用があります。

キャットフードの毛玉ケアは、このセルロースの働きを利用しています。

何だか良さげな感じですが、セルロースの材料はピーナッツの皮やおがくずです。

当然、安く調達できます。

いくら老廃物を出してくれるとは言っても、猫が本来は食べないし消化も出来ないものを敢えて体内に入れる必要はありません。

セルロース自体の処理も猫は苦手なので、老猫になって内臓の働きが衰えてくると、吐いて出してしまうことがあります。

セルロースは「繊維」ですが、猫に繊維を与えるなら、サツマイモやカボチャなど猫の負担が減る材料で与えるべきです。

 

銀のスプーンとAAFCOの基準を比較する

キャットフードには、「最低限これだけの栄養素は含んでおくように」と言う基準があります。

この基準を定めているのが「AAFCO(米国飼料検査官協会」であり、日本国内のキャットフードの基準を定める「ペットフード公正取引協議会」もAAFCOの基準を採用しています。

ただし、ペットフード公正取引協議会には法的に取り締まる権限がありません。

ですので、流通しているキャットフードの中には、基準を守っていないキャットフードもあります。

ここで、銀のスプーンとチキン味とAAFCOの基準を比較してみます。

比較するのは、銀のスプーンの中でも「腎臓の健康維持用 20歳を過ぎてもすこやかに お魚づくし」」です。

AAFCO銀のスプーン
タンパク質26.00%30.0%以上
脂肪9.0%16.0%以上
カルシウム0.6%0.65%
リン0.5%0.55%
カリウム0.6%0.70%
ナトリウム0.2%0.50%
マグネシウム0.04%0.08%

※AAFCOの数字は「最小値」です。

数字を確認すると銀のスプーンは、タンパク質や脂肪・マグネシウム等のミネラルなど猫に必須の成分はきちんと基準を守っています。

つまり銀のスプーンを食べて猫が吐く理由は、成分や栄養の量ではなく、「質」にあることが分かります。

AAFCOの基準の詳細については、下の記事を参照してください。

【参考】

 

銀のスプーンの粒の大きさや形が合わない可能性

私も銀のスプーンの長い間あげていた経験があるので、粒の形や大きさが分かります。

平べったいので、老猫が丸呑みすると負担になり「オエッ」となるかもしれません。

猫はカリカリを丸呑みするので、銀のスプーンの粒が大量に胃腸に入って刺激を受けて吐き出してしまいます。

一方で、逆もあるのです。

粒が大きいと食べにくいので、少しずつ食べる老猫が、粒が小さいことで沢山一気に飲み込めると判断して大量に一気食いして吐いてしまうケースです。

また、猫は「のどごし」を楽しむ一面があって、粒が小さいとのどごしを感じないので、大量に食べてのどごしを感じるように食べることもありまs.

猫の嗜好の問題ですが、老猫の胃腸や消化器が、のどごしを感じるほどの量を受け止められない場合があります。

すると結果、吐いてしまうのです。

下のブログで、老猫に合ったキャットフードの粒について詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

【参考】

 

猫が元気で長生きするために質の良いキャットフードを食べさせよう

※我が家のみーこです。

銀のスプーンを吐いてしまう原因をまとめると、以下の4つに集約されます。

・猫が消化が苦手な穀物が負担になって吐く

・ミール、エキスなど筋肉以外の部位が含まれる肉や魚と、家畜の死体などから抽出した油脂に含まれる毒素や悪い成分が、老猫に処理しきれずに吐く。

・発がん性のある着色料が体内に入り、猫の体が必要無いと判断して吐く。

・毛玉ケアなどの機能をフードに加えるために入っているセルロースを処理できずに吐く。

つまり、猫が必要とするものだけを食べれば、猫は吐かないのです。

猫に必要のない成分や材料がはいっていないキャットフードを選べば、猫は吐きません。

穀物、着色料、セルロースを使っていない。

そして、質の悪い肉や魚を使っていない。

この点を満たしたキャットフードを与えてあげましょう。

そのためには、銀のスプーンは役不足です。

私は猫の病気予防と長生きのために、キャットフードを変えました。

2017年3月から今日まで約1年間、新しく切り替えたキャットフードを食べる猫の様子を詳しくレビューしています。

体によい食べ物は、健康で長生きに欠かせません。

もし猫が健康で長生きできるキャットフードを探しているなら、レビューを参考にしてキャットフードの切り替えを検討してください。

食事に気をつけて、猫と幸せな時間を過ごしましょう。

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